新宿(8:15)
<高速バス>
平湯ターミナル
朴ノ木平、ロッジ【泊】[――夕]
(2)
五色が原の森案内センター(1360m)
ゴスワラコース(6.4㎞、食事・休憩時間を含め約8時間) 岩魚見小屋(1620m)
入山口(1630m)
名無しの滝(1670m)
森の音楽堂(1740m)
トウヒ門(1750m)
シラビソ平(1760m)
仙人小屋(1840m)
乗鞍林道跡(1860m)
原生林(1920m)
ゴスワラの丘 (1910m)
耳洗の滝 (1850m)
魚止の滝 (1720m
蛇出谷(1650m)
岩魚見小屋(1620m)=
五色が原の森案内センター朴ノ木平
平湯温泉:中村館【泊】[朝弁夕]
(3)
大黒岳登山口(2680m)
大黒岳 (2772m)
富士見岳 (2817m)
摩利支天岳 (2872m)
乗鞍畳平(2700m)
平湯ターミナル
<高速バス>
新宿バスタ(20:30頃) [朝――]
歩行距離&時間 (2)約6.4㎞・約8時間(食事、休憩時間を含む) (3)約3㎞・約3時間
ゴスワラコースの出発地点は岩魚見小屋。シラビソコースの中間地点近くにあたる場所で、案内センターからは車で約45分も移動した深い山の中です。
このコースの大部分は約9000年前の乗鞍岳最後の大規模な火山活動の際に権現池の火口から流れた溶岩流が埋めた大地の上に広がる森を通ります。シラビソコースがある同じ谷をより乗鞍岳に近づいた場所になるのですが受ける印象はより荒々しく、連なる溶岩の岩塊は巨大で高さ10mを超えるような巨岩がそこかしこに見られます。 標高は岩魚見小屋の1620mから最高地点は1920m。高低差約300mを前半は登り、後半は下って谷を大きく周回して出発地点の岩魚見小屋に戻る約6.4㎞のコースです。標高の低いエリアはかつての伐採後に成立したシラビソの二次林が中心ですが、標高の高い最奥のエリアは明らかに森の様相が異なる原生林が広がっています。 この距離は一日コースの中では一番短く、実際に歩く時間もやや短いのですが自然環境の厳しさもあって登山道は他のコースと比べて歩きにくい箇所も目立ちます。五色ヶ原の中では最も難路と言ってよく特に終盤の急な下り道には注意が必要です。
コースの見どころ 人里から遥かに離れた標高1900mほどの場所に平坦な土地が広がっています。 沢が何本も流れ、一部には高層湿原も見られるこの土地はかつての林道跡からも遠く人為的な影響が見られない本当の原生林と呼べる森です。原生林とは、ただ巨木があることが条件ではありません。木々が寿命の限界まで生きて、枯れ、倒れ、その倒木の上を苔が覆い、気が腐り、その上に新しい木が育ち、その木がまた寿命を迎える。それが何世代にも渡って繰り返されている。そのすべての過程がつぶさに観察できる森。本来、日本中の森がそうであったはずの姿を想像させてくれる貴重な森の中を歩くことができるのがこのコースの最大の魅力です。<五色の森案内センターより>